先日、母親の友人一家が北海道からこちらに遊びに来る、ということがあり、「家の近所でどこか見て回れるところがないか?」という相談を受けました。
見どころは数多くある我が街ですが、いかんせんディープというか、通好みというか、地味な街なので、どうしたものか。
悩んだ末に、海岸を案内してみるのはどうかと提案。
我が家は海からそこそこ近いうえ、なにやら最近海岸沿いに新しいレジャー施設ができたとかいう話も聞いていたので、もう本当、苦し紛れの提案でした。
北海道からの客人に海を見せるだなんて……と思いましたが、見るものが退屈な方がかえって話も弾むだろう!という路線でゴリ押し、提案は可決されました。
絶対にいたたまれない感じになって帰ってくるだろうなと思っていましたが、予想を裏切ってきました。
大成功でした。
友人一家御一行は、海を見るなり驚愕したそうです。あまりにも、あまりにも汚すぎる。真っ黒で濁った海。レジャー施設なんてそっちのけで、とにかく海の汚さで大盛りあがりしたんですって。
汚い海って観光資源なんですね。