先日、自分へのご褒美としてアロマキャンドルを購入しました。ただのロウソクではなく、Wood Wickという、芯が木でできているタイプ。木が燃えるパチパチとした音がして、焚き火みたいで良いよね、という製品らしいです。
アロマキャンドルなんて洒落たものを運用するのは初めてでしたが、これはいいですよ。
部屋がめちゃくちゃいい香りになるのはそうなんですが、やっぱり火、火です。ゆらゆらしてるロウソクの火を見ているだけで飽きません。部屋の明かりを落として、ぼーっと火を眺めていると、あっという間に時間が過ぎていきます。
ただ、ただですよ。リラックスできるかと言われると、そうでもないかもしれない……。
火、これが本当にこわい。
わたしはキャンドルを自室で運用しているんですが、部屋には紙だとか毛布だとか、燃えやすいものがたくさん置いてあります。
なにかのきっかけでこれらに火が燃え移ったら、家ごと丸焦げになってしまう。今時期は乾燥しますから、一度火がついたらもう取り返しはつかないでしょう。いい匂いの火事になってしまう……。
また、購入したキャンドルが木芯であることも問題の一つです。パチパチと音を立てて燃えるのがストロングポイントなんですが、この、木が燃える音というのがかなり強く脳に訴えかけてきます。
そもそも、自室に“火”があるのってかなり異例なんです。そのうえこんなパチパチ音を立てられてしまっては、わたしの奥底にある野生の本能に火が点いてしまいます。いや、本当に、原始的な警告を感じるんですよ。
そのため、長時間灯し続けることが憚られてしまい、点けたり消したりを繰り返しています。アロマキャンドルって大概容器にロウが詰まっているんですが、点けたり消したりしていると、全体に熱が伝わらず、上面がどんどん凹んでいってしまうんですよね。爆心地みたいになってしまっています。
せっかく、リラックスのためのアロマキャンドルを買ったのに、自分の忙しなさがあぶり出されているみたいで凹んでしまいます。火事になるよりは良いか……。